投資をするうえで、もっとも気になることと言えば、元本以上の損失を負ってしまい、借金をするようなことがないかどうかです。
投資用に入金した元本が無くなるだけならまだしも、借金を背負うことだけは絶対に避けたいですよね。
よくメディアで「FXで借金〇〇万円!」というような報道がされていますが、大体は大幅な値動きにより、元本以上の損失を負ってしまったことが原因だと思います。
元本以上の損失を負い、借金を回避する方法としておすすめなのが「ゼロカット(追証なし)を採用している業者で取引をする」ことです。
そこで今回は、投資におけるゼロカットについて徹底的に解説していきます。
投資におけるリスクを減らしたうえで取引をしたいと考えている人は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
目次
ゼロカット(追証なし)とは?
ゼロカット(追証なし)とは、FX業者で導入されているシステムで、大幅なレートの動きにより、元本を上回る損失を負った場合に、元本以上の損失に関しては投資家に請求しないというシステムです。
当然全てのFX業者で導入されている訳ではなく、限られたFX業者にしか導入されていません。
「FXには損失が大きくなったら自動で決済をしてくれるロスカットがあるからゼロカットなんて不要だ」と思う人もいるかもしれませんが、「フラッシュクラッシュ」と呼ばれる為替レートの急落が起きた場合は、FX業者に搭載されているロスカットのシステムでは、追いつくことができません。
したがって、ロスカットがあっても元本以上の損失が起こる可能性は十分にあります。
直近の話で言えば、2019年1月3日にドル円のレートが5分で4円急落するというフラッシュクラッシュが起きました。
この際にゼロカットを導入していないFX業者で取引をしていた投資家は多大な借金を背負うことになったのです。
このような話を聞くと、ゼロカットが導入されていないFX業者で取引をするのがいかに怖いか分かりますよね。
安全にトレードをするためには、ゼロカットが導入されているFX業者を利用することをおすすめします。
FXでゼロカット対応の業者は?
実はゼロカット対応に関しては、業者ごとに分かれている訳ではありません。
FXでは、大きく分けて国内業者と海外業者がありますが、
- 国内FX業者はゼロカット非対応
- 海外FX業者はゼロカット対応
となっています。
国内FX業者はゼロカット非対応
国内FX業者はどのような業者であっても全てゼロカット非対応となっています。
FXを始めたばかりのトレーダーの中には、どうしても海外業者が不安だという理由から国内業者を利用している人も多いです。
しかし、国内業者を利用するのであれば、追証(借金)のリスクを負った状態で取引をし続ける必要があるという訳です。
では、なぜ国内FX業者はゼロカットに対応していないのでしょうか。
金融庁がゼロカット対応を禁止している
国内業者がゼロカットを導入しない理由は、金融庁が法律でゼロカットを禁止しているからです。
金融商品取引法の第四十二条の第二号によって以下のように定められています。
運用財産の運用として行つた取引により生じた権利者の損失の全部若しくは一部を補塡し、又は運用財産の運用として行つた取引により生じた権利者の利益に追加するため、当該権利者又は第三者に対し、財産上の利益を提供し、又は第三者に提供させること(事故による損失又は当該権利者と金融商品取引業者等との間で行われる有価証券の売買その他の取引に係る金銭の授受の用に供することを目的としてその受益権が取得され、若しくは保有されるものとして内閣府令で定める投資信託の元本に生じた損失の全部又は一部を補塡する場合を除く)
この内容を非常に簡単に解説すると、「ロスカットが間に合わなくて口座残高がマイナスになっても、補填してはいけない」ということです。
このように金融商品取引法で損失の補填を禁止しているため、国内FX業者としては、損失の補填をするゼロカットを導入することはできないわけです。
ただし、金融庁としても、投資家に嫌がらせがしたいわけではありません。
このような法律を作っている理由はあくまでFX会社を保護するためです。
そもそもゼロカット対応はFX業者にとってメリットはありません。
本来であれば、投資家が払わないといけない資金をFX業者側で補填しなければならないのですから、フラッシュクラッシュの時のように多くのトレーダーの損失を補填しなければならない場合は、FX業者側も大きな損失を負うことになってしまうんです。
実際に2015年のスイス中銀ショックでは、ゼロカット対応でサービスを提供していたFX業者のアルパリやFXCMが大きな損失を抱えることになり、結局アルパリは経営破綻、FXCMはなんとか破綻は免れましたが、運転資金確保のために日本法人を楽天証券に売却するという厳しい事態に追い込まれてしまいました。
このようにゼロカットは投資家にとっては大きなメリットがある一方で、FX業者にとっては経営危機につながる危険なシステムだというわけです。
だからこそ、金融庁としてもFX業者が倒産することがないように、法律を制定し、保護しているんですね。
海外FX業者は全てゼロカット対応
一方で海外FX業者は全業者がゼロカット対応でサービスを提供しています。
海外FX業者は、基本的に日本国内の金融庁に登録しているわけではありませんので、金融庁の法律に縛られずにサービスを提供することができるんです。
海外FX業者としてもリスクはあるものの、大手FX業者がこぞってゼロカットを導入している以上は、ゼロカットなしでは集客することができません。
結果として、全ての海外FX業者が一律にゼロカットを導入するという状況になっているというわけです。
投資家の観点から言えば、ゼロカットを導入している海外FX業者の方がローリスクで安心なので、近年では海外FX業者をメイン業者として取引をするトレーダーが非常に多くなっています。
XMにおけるゼロカット適用の流れ
実際に大手海外FX業者である「XM」がどのような流れでゼロカットを適用するか、簡単に解説していきます。
まず、XMでゼロカットが適用される場合、マイナス残高になったとしても口座内にボーナス(クレジット)がある場合はマイナス残高はボーナスから差し引かれます。
つまり、以下のような流れでゼロカットが適用されることになります。
ゼロカット適用までの流れ
(1)ロスカットが執行されマイナス残高が発生
(2)ボーナス(クレジット)とマイナス残高が相殺
(3)残ったマイナス残高に対してゼロカットが適用
また、ゼロカットを適用するうえで、以下の3つのルールがあります。
ゼロカット適用のルール
(1)マイナス残高が自動的に0円に戻るのは数分から数時間後
(2)追加入金をした際は即時でマイナス残高が解消される
※追加入金がマイナス残高に吸収されることはない
(3)マイナス残高が出た場合、他にポジションがあればゼロカットは未適用
今回はXMの例でゼロカットの解説をしましたが、基本的には海外FX業者であれば、同じようにゼロカットが適用されますのでご安心ください。
FXで海外業者を利用するリスク
確かに海外FX業者はゼロカット対応により追証という点ではローリスクに取引ができますが、国内FX業者と比べると別の観点でリスクがあります。
海外FX業者のリスクは以下の2つです。
- レバレッジが高すぎる
- スプレッドが広い
レバレッジが高すぎる
海外FX業者のリスクとして挙げられるのはレバレッジが高すぎることにより資金管理、メンタル管理が難しいということです。
そもそも国内FX業者のレバレッジは最大25倍なのに対して、海外FX業者のレバレッジの上限は定められていません。
そのため、最大で3,000倍ものレバレッジを設定している海外FX業者も存在するほどです。
海外FX業者名 | 最大レバレッジ |
FBS | 3,000倍 |
HotForex | 1,000倍 |
VirtueForex | 1,000倍 |
XM | 888倍 |
確かにレバレッジがあることにより、少額からでも多額の利益を目指せるのがFXの良いところですが、レバレッジが高すぎると資金を失うのも早くなってしまいます。
あまりに高いレバレッジで取引をしていると、目を離した隙に資金がなくなってゼロカットされていたなんていうのは海外FX業者を利用しているトレーダーによくある話です。
いくらゼロカットで追証がないと言っても、入金した資金をあっという間に溶かしていては意味がありません。
また、頭で「高いレバレッジをかけてはいけない」と分かっていても、一度でも高いレバレッジの恩恵を受けて稼いでしまうと、高いレバレッジをかけるのをやめられなくなります。
レバレッジが高すぎることにより、メンタル管理、資金管理が難しくなってしまうのは海外FX業者ならではの大きなリスクだと言えるでしょう。
スプレッドが広い
海外FX業者は国内FX業者に比べると非常にスプレッドが広く設定されています。
ドル円で言えば、0.3pips前後に設定されている国内FX業者が多いところ、海外FX業者では2.0pips程度に設定されている業者が多いんです。
スプレッドが広いということは、それだけ値動きの少ない相場では利益を狙うことができないということになるので、値動きが大きい相場を狙うことになります。
そして、値動きが大きい場面を狙うということは、大きな利益を得ることもできる一方で、大きな損失を負う可能性もあるというわけです。
スプレッドが狭ければ、小さい値動きの場面で安全に利益を積み重ねるという戦略を取ることもできますが、海外FX業者を利用する場合は、そのような戦略が取れず、ハイリスク・ハイリターンの取引をせざるを得ないというのもリスクだと言えるでしょう。
バイナリーオプションは全業者ゼロカット対応
FXでゼロカットを利用して取引をしようと思うと、どうしても海外FX業者を利用することになります。
しかし、先ほどお話ししたように海外FX業者には国内FX業者にはないリスクがあるのも事実です。
そこで、私がおすすめするのは、FXと同じ為替相場を利用したバイナリーオプションという投資です。
実は、バイナリーオプションは取引の仕組み上、ゼロカットをしなくても追証になるリスクがありません。
実質、全業者ゼロカット対応と言っても過言ではないんです。
人気No.1業者ハイローオーストラリアの場合
実際にバイナリーオプションで1番人気業者であるハイローオーストラリアの場合で、バイナリーオプションの仕組みをお話ししていきます。
そもそもバイナリーオプションとは、現在の価格に対して、決められた時間までに価格が上がるか下がるかを予測する投資で、オプション取引の仕組みを利用した投資です。
予測が当たれば、投資金額(掛け金)の1.8倍〜2倍のお金が返金されます。
この返金されるお金のことを「ペイアウト」と言います。
例えば、ペイアウト率1.85倍の時に、1,000円でエントリーをした場合は、850円の利益になるというわけです。(返金されるのは1,850円ですが、掛け金は返ってこないので利益は850円)
一方で予測が外れた場合は、掛け金を失うだけという仕組みになっています。
つまり、FXと違って、動いた値幅で利益額が左右されるわけではないので、いきなり大きな損失を負う心配はありません。
また、負けても掛け金を失うだけという仕組み上、追証の心配はありません。
FXよりバイナリーオプションがおすすめな理由
ハイローオーストラリアを利用したバイナリーオプションでは、追証の心配はないことはお分かり頂けたと思いますが、ではなぜバイナリーオプションの方がFXよりもおすすめだと言えるのでしょうか。
その理由は以下の3つです。
- 損切りの必要がない
- 相場状況に左右されない
- 少額からでも資金を増やしやすい
損切りの必要がない
実はFXで勝てないトレーダーがバイナリーオプションをやったら勝てるようになったという事例は非常に多いんです。
その原因と1つとして、「損切り」ができないことにあります。
心理学的に言うと、人間は損失に弱い生き物らしく、無意識に目先の利益は早く確定し、損失は先延ばしにしてしまいます。
この心理より損切りができず、勝率は高くても、負ける時の額の方が大きくなってしまい、利益が残らないというトレーダーは非常に多いのです。
一方でバイナリーオプションでは、そもそも損切りをする必要がありません。
決められた時間までの値動きを予測するという仕組み上、エントリーをした時点で決済のタイミングが決まっているんです。
メンタルが弱く損切りが出来ずに負けていたという方は、損切りがいらないバイナリーオプションをやってみると、勝てるようになる可能性は非常に高いと言えるでしょう。
相場状況に左右されない
バイナリーオプションでは、相場状況に左右されずに稼ぐことができます。
FXは値幅で利益額が決まるため、大きな値動きがおこる場面を狙わなければあまり稼ぐことができません。
そのため、先ほど海外FXのリスクでお話ししたように大きな値動きがおこる場面を狙って大きく負けてしまうこともあるんです。
一方で、バイナリーオプションは、どれだけ小さい値幅だったとしても予測さえ当たっていれば一定額の利益を得ることができるので、相場状況を気にせず稼ぐことができます。
少額からでも資金を増やしやすい
バイナリーオプションは一定の勝率を維持できるのであれば、エントリーをすればするほど利益が増えていくので少額で始めたとしても利益を増やしやすいです。
一方でFXでは、少額から稼ぐのは不可能ではありませんが、少額から稼ぐためには非常に高いレバレッジをかける必要があります。
確かに勝ち続ければ大きく利益を伸ばすことができますが、実際はどこかで大きく負けてしまい高すぎるレバレッジのせいで資金の大半を失うことになります。
FX、バイナリーオプション共に少額から資金を増やせる投資ではありますが、バイナリーオプションの方がより確実に資金を増やしやすいと言えるでしょう。
【まとめ】ゼロカットで取引がしたいならハイローオーストラリア!
今回は元本以上の損失を負わない仕組みであるゼロカットについて解説してきました。
FXでゼロカットを利用したいのであれば、海外FX業者を利用するしかありません。
絶対に借金をするようなリスクを負いたくないという方は、必ず海外FX業者を利用するようにしましょう。
ただし、海外FX業者にも国内FX業者にはないリスクがあるので注意してください。
海外FX業者のリスクは以下の2つです。
- レバレッジが高すぎる
- スプレッドが広い
このようにFXの世界では、ゼロカット対応である海外業者を選ぶと、別のリスクが出てくるという堂々巡りになってしまうのですが、最後におすすめしたバイナリーオプションであればそのようなリスクを負う必要はなくなります。
むしろ、リスクだけでなく、稼ぎやすさという点で考えてもバイナリーオプションの方がおすすめなんです。
その理由は以下の3つです。
- 損切りの必要がない
- 相場状況に左右されない
- 少額からでも資金を増やしやすい
もっとバイナリーオプションについて詳しく知りたいという方はこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
過去記事:そもそもバイナリーオプションってなに?本当に稼げる?世界一分かりやすいバイナリーオプション解説
そして、バイナリーオプションを始めるのであれば、人気No.1業者であるハイローオーストラリアを利用するのがおすすめです。
ハイローオーストラリアの口座開設は無料でおこなうことができるので、バイナリーオプションに興味を持ったのであれば、ぜひ口座開設をおこなってみて下さね。
また、詳しい口座開設の方法は以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
過去記事:ハイローオーストラリアのはじめ方(口座開設→本人確認→入金の流れを画像付きで解説)
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