この記事では、バイナリーオプションをこれから始める初心者向けに、取引前に事前に知っておきたいリスクと対処法についてお伝えします。
この記事を読めば、
・いざリスクに対面したときに立て直せる
・思わぬところで損をしてしまうことを防げる
・今行き詰っている人も、原因と対策を知ることが出来る
など、初心者だけでなく現ユーザーにもお役に立てる内容となっています!
ぜひ最後まで読んで、今後の取引への取り組みを見直してみてくださいね。
目次
バイナリーオプションの6つのリスク
バイナリーオプション取引における6つのリスクは以下の通りです。
リスク1.経済発表後や世界的な大事件後の大きな為替変動リスク
リスク2.なかなか勝率を上げられないリスク
リスク3.出金できないリスク
リスク4.思わぬ手数料で知らないうちに損するリスク
リスク5.口座凍結されて突然利用できなくなるリスク
リスク6.利用していたバイナリーオプション業者が突然閉鎖するリスク
いかがですか?
これだけリスクが並んでいると、「やっぱりバイナリーって怖い……」と思ってしまうかもしれませんね。
でも大丈夫です!
これら6つのリスクと一緒に対応策も具体的に説明していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
リスク1.経済発表後や世界的な大事件後の大きな為替変動リスク
為替は、需要と供給バランスで刻一刻変動しています。
世界中の投資家や企業が、その国の経済成長や金融政策・巨大グローバル企業の成長率などを参考に、将来性がある国へ投資します。
投資家たちは、経済発表や大きな経済ニュース・世界的な大事件を参考に投資を行いますので、それらの発表直後は、為替変動が大きく、どうしてもリスクが高くなります。
これら、経済情勢を読んで投資の分析をすることを「ファンダメンタルズ分析」といいます。
参考にするのは以下のようなニュースです。
・GDP(国内総生産)
・政策金利発表
・失業率
・貿易収支
・巨大グローバル企業の動向(アメリカのAppleやGoogle、韓国のSamsungなど)
・各国要人の発言(大統領、首相、財務大臣、中央銀行総裁など)
ただし、ファンダメンタルズ分析は一流の投資家や金融のプロでも外してしまうくらいなので、素人にはなかなか身に着けるのは難しいです。
例えば、トランプ米大統領の就任や9.11のテロの前後は大きく為替が変動しました。その際に大損した投資家は多いのです。
トランプ米大統領の就任前や直後は、多くの投資家が「トランプが就任してしまったらアメリカは終わりだ」と経済的混乱・低迷を予測しました。しかし、結果的に経済は好調でドル高に転じ、失業率も下がっています。世界中の著名な投資家や金融機関がそろって予測を見事に外したケースです。
このように、大きな為替変動を予測することは非常に難しく、下手をすると大損につながりかねないのでリスクが高いといえます。
対応策=勇気をもってエントリーを見送る
ファンダメンタルズ分析は難しいですが、初心者にもすぐにできることがあります。
それは、上に挙げたような経済発表や企業・要人の動向に関するニュースの直後はエントリーを見送るということです。
投資は、勝率を上げる以上に「極力負けを減らす」ことがとても重要です。
「今日はいつもと違うな」と思ったら、勇気をもって見送りましょう。
リスク2.なかなか勝てないリスク
バイナリーオプションを始めたてのうちは、買ったり負けたりを繰り返してうまく勝率を上げられないという人もいるかもしれません。
お金を増やしたくて始めたのに、なかなか勝てないと辛いですよね。
なかなか勝率を上げられない……という事態を回避するために、まずは次の2つを身につけましょう。
1.テクニカル分析
2.感情的なトレードをしない
もちろん、先述したファンダメンタルズ分析のように、勝率を上げるための方法はほかにもあります。
ただ、ファンダメンタルズ分析はプロでも外してしまうことがあるくらい初心者には難易度が高いです。
最初のうちは経済が大きく動くタイミングでのトレードは避け、「テクニカル分析を身につけること」「感情的なトレードをしないこと」この2つと徹底するのがベストです。
それぞれ具体的に説明します。
対応策1=「テクニカル分析」
テクニカル分析とは、為替変動をあらわしたチャートをよく分析して、予測する手法です。
チャートとは、下の図のような表です。
テクニカル分析の手法にもいくつかあって、チャート上に表示される「ローソク足」と呼ばれる細いヒゲが上下に生えた棒の形状を分析する手法や、「RSI(アールエスアイ)」や「一目均衡表」などの指標をチャートに重ねて分析する手法などがあります。
一見難しそうですが、覚えてしまえば、すぐに取引に応用できるので、ファンダメンタルズ分析よりも初心者にオススメの分析手法です。
またRSIや一目均衡表などの指標は、この2つ以外にも数多くありますが、無理にすべて使う必要はありません。とっつきやすそうだと思うものをひとつ、またひとつと自分の武器にしていくことをおすすめします。
対応策2=感情的なトレードをしない
どんなに理性的な人でも、勝敗によって口座残高が増えたり減ったりするのを目の当たりにすると、感情的になってミストレードしてしまうことがあります。
バイナリーオプションは2者択一の取引なので、結果はかけた金額を約2倍に増やすか失うかの2つです。
「大金」という言葉の感じ方には個人差はあるかと思いますが、あなたの思う「大金」が1分や3分そこそこで消えてなくなってしまったらショックは大きいですよね。
感情的なトレードをしないためにおすすめの方法は以下の通りです。
・生活資金には影響のない「余剰資金」で取引すること
・1日のエントリールールを決めておく(1日3回まで、〇回負けたらその日は終了する等)
生活に影響のあるお金を投資に回してしまうと、精神的なプレッシャーにより理性的な判断が出来なくなる恐れがあり、実際その失敗によって生活が危ぶまれる危険性があります。
また、負けが続くと「次こそ勝てるにちがいない」とか「次こそ勝ってここまでの負けた分を取り戻したい」などと思ってしまいがちなので、1日のエントリールールははっきり決めて守るようにするのが賢明です。
リスク3.取引口座から出金ができない
バイナリーオプションをはじめたら、たくさん勝って儲かった利益は引き出して利用することが出来ますよね。
普通は出金できます。
ただし、
「自分の預けたお金なのに出金できない!」
なんていう恐ろしい状況に陥ることがあります。
出金できないパターンは以下の2つが考えられます。
・バイナリーオプション業者によっては出金条件をもうけている
・バイナリーオプション業者の対応が遅い(悪い)
以前に別の記事【2019年6月最新版】海外バイナリーオプション業者11社を徹底比較!でも紹介しましたが、業者によっては出金条件を満たさないと引き出せないようになっている場合があります。
例えば、「最初に入金した金額以上に取引した後」や「最初の入金額の〇倍以上取引をした後」などです。
また、海外バイナリーオプション業者の多くが、カリブ海やインド洋に浮かぶ小さな島に会社を置いていて、金融庁などの国の機関から金融ライセンスを取得せずに営業していたり、会社所在地すら公表していなかったりします。
その割に、日本人向けに「日本語のオペレーターが対応」をPRしているので、本社機能と問い合わせ拠点の連携がとれておらず、対応が遅い可能性も考えられます。(ただの悪質な詐欺業者でなければ……)
対応策=業者選びはしっかり、問い合わせは一度であきらめずに何度か繰り返してみる
まず業者選びをしっかりすることで、出金が出来ないリスクを回避することができます。
例えば当サイトがおすすめしているハイローオーストラリアは、出金に条件がなく入金も早いです。
業者選びに関しては、こちらの記事【2019年6月最新版】海外バイナリーオプション業者11社を徹底比較!を参考に、出金条件などを確認してみましょう。
万が一、出金のときに「特に出金条件がないあるいは既に出金条件を満たしているのに出金ができない!」という事態に陥った場合は、あきらめずに何度か問い合わせをしてみてください。
業者の返信が遅く、何度かメールを送っているうちに数か月後にようやく出金できた例もあるようなので、あきらめずに何度か問い合わせてみましょう。
リスク4.思わぬ手数料で知らないうちに損するリスク
海外バイナリーオプション業者の中には、サービスを利用する都度で手数料がかかるところもあります。
具体的には、「口座維持費」「出金手数料」と呼ばれるものです。
口座維持費や出金手数料は、多くのバイナリーオプション業者が無料になっていますが、一部有料の業者があり、知らずに損をしているケースがあります。
中には高額な手数料を取るバイナリーオプション業者も存在します。
例えば、
・基本は無料だけど、「1か月以上取引がない場合は月に〇〇〇〇円」とう条件付きで口座維持費を取引口座から引き落とされるケース
・ホームページのトップには「口座維持費無料*」とか書いてあって、「*」←この注釈部分に条件付きで手数料がかかる旨が記載されているケース
・「出金手数料無料」を前面にアピールしているが、実は(25万円以上の出金は無料)といった感じで実際には条件があるケース
などの実例が確認されています。
せっかくバイナリーオプションで利益を出しても、このうように知らないところで損をしてしまうリスクがあるので注意が必要です。
対応策=サービス利用後に発生する費用はきちんと確認しておく
まずは、自分が利用するバイナリーオプション業者が「口座維持費」「出金手数料」をとる業者なのか確認しておきましょう。
公式サイトの「利用規約」や「よくある質問」などのページに書いてあることがほとんどなので、面倒でもしっかり読んでおきましょう。
気をつけたいのは、口座維持費をとっている業者に限って、たーーーくさん小さな文字の並んだ「利用規約」の中にひっそり書いているところです。
2019年6月までの情報なら、こちらの記事【2019年6月最新版】海外バイナリーオプション業者11社を徹底比較!にまとめてあるので参考にしてください。
リスク5.口座凍結されて突然利用できなくなるリスク
「口座凍結(こうざとうけつ)」とは、バイナリーオプション業者側がバイナリーオプション取引をさせないように強制的に利用停止する措置のことです。
口座凍結されると取引の一切が出来なくなるだけでなく、取引口座に入っている残高を出金することも出来なくなるケースがあります。
口座に入れといたお金がある日消えてたら……つらすぎます。
なので、口座凍結にならないようにしっかり確認が必要です。
対応策=利用規約や法律に違反することはやらない!
業者によって差はあるかと思いますが、以下ハイローオーストラリアが公式サイトで発表している口座凍結になる要因をご紹介します。
以下の事由に一つでも該当する場合、口座が強制的に解約されます。
・レートの遅延やフロントランニングを狙った取引
ハイローオーストラリア公式サイト>よくある質問>口座の強制解除についてから引用
・業者間アービトラージ等の自動売買ソフトの利用の疑いがあると弊社が判断する場合
・クレジットカードの乱用が認められた場合
・取引額と比べ、入出金額が通常の範疇を超える金額と弊社がみなす場合
・本人確認書類や公共料金、郵送物等に偽造を施した場合
・同一人が複数口座を開いたことが確認された場合(両方の口座を解約することがあります)
少し用語について解説します。
「レートの遅延を狙う」とは、業者によって若干レートに誤差が生じるので、その誤差で稼ごうとすることを意味しています。
「フロントランニング」とは、金融証券取引業者が顧客から注文を受けたあとに、顧客の注文を完了させる前に個人的に同一銘柄の取引を成立させる行為のことです。フロントランニングは金融商品取引法で禁止されています。(参考:JPX日本取引所グループ>用語集>フロントランニング)
「アービトラージ」とは、 同一の性格を持つ2つの商品の間で、割高な方を売り、割安な方を買うポジションを組み、その価格差を利益として得る取引です。 裁定取引とも言います。(参考:JPX日本取引所グループ>用語集>裁定取引)
「自動売買ツール」は、バイナリーオプション界隈ではよく目にします。そもそも詐欺まがいの自動売買ツールを販売している悪質な業者もいるようなので、使わないのが無難です。
「クレジットカードの乱用」の意味するところは、自分の名義以外のクレジットカードは入金に使えないということです。
「取引額と比べ、入出金額が通常の範疇を超える金額 」とは、マネーロンダリングを疑われていることを意味します。マネーロンダリングとは、日本語では「資金洗浄」のことです。つまり、麻薬取引や脱税などの犯罪によって入手したお金の出所をわからなくするために、バイナリーオプション口座に入金して引き出す、といった方法でマネーロンダリングしてはいけないということです。
最後の「複数口座」については、バイナリーオプション業者によっては認められているところもあります。同一名義で複数口座作りたい場合は、必ず業者ごとに確認しておきましょう。
少し小難しい内容ではありますが、つまり、
法に反することやグレーな事はやらないのが無難
ということですね。気をつけましょう。
リスク6.利用していたバイナリーオプション業者が突然閉鎖するリスク
今までに、数多くの海外バイナリーオプション業者が生まれて、閉鎖してきました。
これについては、利用者が事前に閉鎖を察知して避けることは難しいです。
想定される閉鎖理由としては、業績悪化や法に反する行為が確認された場合などが挙げられます。
そもそも日本人投資家をターゲットにした詐欺業者だったので、ざっくりもうけてトンズラされたケースもあるかもしれません。
いずれにせよ、どんな業者だって閉鎖するギリギリまで稼ぎたいはずなので、残念ながら閉鎖は突然やってきます。
また、海外バイナリーオプション業者は、ほぼすべての業者が金融庁の認可を受けていません。
逆にいうと、会社の所在する国で、その国の法によって会社設立・法の順守をしています。
なので、海外バイナリーオプション業者との間になにかトラブルがあっても、日本の法律では守られない可能性が高いです。
対応策=リスク分散と業者選び
突然の閉鎖は100%避けられるものではありませんが、最低限出来ることとしては、
・リスクを分散すること
・業者選びを慎重に行うこと
の2点が挙げられます。
現金であれ、預金であれ、株であれ、FXであれ、どんな形であっても
自己資金は分散して管理するのが資産運用の鉄則です。
「バイナリーオプションで大儲けしてやるぜーーー!」と、大金をバイナリーオプションに投入するのはお勧めできません。また、感情的なトレードをしないためにも、生活資金とは別の余剰資金内で無理のない金額から始めるべきです。
また、そもそもリスクが高そうな業者を避け、安心材料の多い業者を選ぶということも大切です。ハイローオーストラリアは、当サイト管理人が全力で調べた海外バイナリーオプション業者11社のなかでは、特に不安要素の少ない人気の業者です。ぜひこちらの記事『【2019年6月最新版】海外バイナリーオプション業者11社を徹底比較!』を参考に、業者選びも慎重に行いましょう。
6つのリスクと対応策 まとめ
以上、バイナリーオプションにまつわる6つのリスクと対応策をお伝えしました。
まとめると、
リスク1.大きな為替変動リスク
(対応策)勇気をもってエントリーを見送る
リスク2.なかなか勝率を上げられないリスク
(対応策)テクニカル分析を身につける&感情的なトレードをしない
リスク3.出金できないリスク
(対応策)事前に利用規約をしっかり確認&あきらめずに何度も問い合わせ続ける
リスク4.思わぬ手数料で知らないうちに損するリスク
(対応策)事前に利用規約をしっかり確認
リスク5.口座凍結されて突然利用できなくなるリスク
(対応策)違法なことやグレーな部分には手を出さない
リスク6.利用していたバイナリーオプション業者が突然閉鎖するリスク
(対応策)閉鎖は不可避。リスク分散と業者選びをしっかりやる
以上、6つのリスクと対応策でした。
バイナリーオプションをするうえでリスクは100%避けられるものではありませんが、適切な対応策をとることでリスクを最小限に抑えることはできます。
今回説明した対応策をしっかり行い、安定した資産運用を行うように心がけましょう。
ちなみに、そもそもバイナリーを始める前=業者選びの時点で避けられるリスクも多いです。
リスク3.出金できないリスク
リスク4.思わぬ手数料で知らないうちに損するリスク
リスク6.利用していたバイナリーオプション業者が突然閉鎖するリスク
これらのリスクについては、業者を慎重に選ぶことでほぼ回避することが可能です。
リスクの低い業者としては、私も利用しているハイローオーストラリアが最もおすすめです。
まず他の業者と違って手数料や出金条件などがないので「出金できない!」「いつのまにか手数料がたくさん引かれていた!」なんていうリスクがありません。
また、会社自体の情報公開もしっかりしているので、安心して利用することができます。
ハイローオーストラリアにつてはこちらの記事で検証を行っています!↓
関連記事『バイナリーオプションするならハイローオーストラリア!~なぜハイローオーストラリアが他の会社より人気なのか徹底的に調べてみました。~』
少しでも不安や疑問があるなら、必ず事前に確認して納得したうえでハイローオーストラリアを登録することをおすすめします。