この記事では、複数のバイナリーオプションの口座を安全に持つ方法や、ハイローオーストラリアで複数口座を持つ方法、口座凍結時の対応策について解説しています。
この記事を読むことで、以下のことがわかります。
- 安全に複数の取引口座を持つ方法
- ハイローオーストラリアで複数口座を作る方法
- 口座が凍結した場合の対応方法
これらを理解することで、自分に合った複数口座の持ち方を知り、エントリー金額を増やしたり取引種類ごとに口座を分けたりして、取引管理しやすい状態をつくれるようになります。
目次
安全に複数口座を持つ方法は1つだけ
ハイローオーストラリアで複数口座を持つことは、規約違反です。
そのためバイナリーオプションの取引口座を安全に複数持つ方法は、複数の取引業者で口座を開設するしかありません。
複数の取引口座の開設とハイローオーストラリアで複数口座を持てない理由、自動売買禁止について解説します。
安全に複数口座を持つ方法は、複数の取引業者で口座を開設すること
複数の取引業者で口座を開設することで、安全にバイナリーオプションの取引口座を複数持つことができます。
その理由は2つあります。
- ハイローオーストラリアで複数の口座を開設するのは、規約違反で口座が凍結されるリスクが高いため
- 複数の取引業者で口座を開設することは問題がないため
たとえば、ハイローオーストラリアと一緒に口座開設するのにオススメなのは「ザ・オプション」というバイナリーオプションの取引業者です。
オススメの理由は、デモトレードが無料でできるので、初心者でも取引の練習がしやすいことです。
ザ・オプションをはじめ、海外バイナリーオプションの代表的な取引業者11社をこちらの記事で比較しているので、参考に複数の口座を開設してみてください。
参考記事
→【2019年6月最新版】海外バイナリーオプション業者11社を徹底比較!
安全にバイナリーオプションを行いたいのであれば、ハイローオーストラリアで複数口座を作るのではなく、複数の業者に登録するのがベストです。
次に、ハイローオーストラリアで複数口座を持てない理由を解説します。
ハイローオーストラリアで複数口座の開設は規約違反!法人口座も作れない
ハイローオーストラリアで複数口座の開設はできません。
また法人口座の開設も、基本的には受け付けていません。
理由はハイローオーストラリアを運営するHighLow Markets Pty. Ltd.(ハイロー・マーケッツ・ピーティーワイ・エルティーディ)の規約で、以下のように複数口座の所持や、複数口座の所持に関する行為が禁止されているからです。
取引口座の複数保有を禁止
複数口座の保有は、以下のように禁止されています。
“商品は同種口座を1つのみ保有するお客様に提供される商品であり、ご利⽤にあたっては 2 つ目以降の口座の開設を固くお断りします。当社の絶対的な裁量により実質上既存のお客様が保有する 2 つ目以降の口座を認定した場合、当該口座を閉鎖する権利を留保します。”
HighLow Markets Pty. Ltd.「金融商品開示文書」(2019/07/01)
法人口座
法人口座の開設受付も、基本的には行っていません。
“お客様が会社の場合(当社は通常、法人口座を受け付けず、また、本人による取引のみを扱います。)で、a.お客様が⾃発的かそれ 以外で(債権の目的による場合を除きます) 清算される場合、またはお客様または別の者がお客様の資産に関して清算人、管財人、財産管理人または公的な管理人を指名する場合。 ”
HighLow Markets Pty. Ltd.「口座契約条件」(2019/07/01)
ただ、法人口座の作成を完全に禁止していないようなので、もし特別な理由で法人口座の開設が必要な場合は、サポートセンターに問い合わせて相談しましょう。
IPアドレス
IPアドレスとは、インターネットに接続されている通信機器に与えられた識別番号です。
同一IPアドレスからの複数口座での取引も、禁止されています。
“(n) 同一の IP アドレスから複数の口座への取引 ”
HighLow Markets Pty. Ltd.「口座契約条件」(2019/07/01)
デバイス
一つのデバイスから複数口座にアクセスして、取引することも禁止されています。
“(o) 単一のデバイスからの、複数の取引口座での取引”
HighLow Markets Pty. Ltd.「口座契約条件」(2019/07/01)
他人名義
本人以外の名義の口座を使った取引も、禁止されています。
“当社はお客様一人に対して、一つの取引口座のみ付与いたします。同一のお客様が、複数の取引口座を保有することを固く禁じます。第三者に成りすまして、別の名義の取引口座を使用することも固く禁じます。 ”
HighLow Markets Pty. Ltd.「口座契約条件」(2019/07/01)
クレジットカード
取引口座名義と異なる名義のクレジットカードの使用も、禁止されています。
“取引口座名義と一致しないクレジットカードの使用を含む、クレジットカード利用における不正があったものと当社が判断する場合、当社は⾃⼰の裁量により当 該口座を制限または解約することができるものとする。”
HighLow Markets Pty. Ltd.「口座契約条件」(2019/07/01)
たとえば以下のような行為も、ハイローオーストラリアの規約違反になります。
- 自分の名義で、2つ目以降の取引口座を開設すること
- 複数のIPアドレスを使って、自分や家族、他人などの複数の取引口座で取引すること
- 一つのパソコン端末から、家族や友人などの取引口座にアクセスして取引すること
- 家族や友人、他人の取引口座を使って取引すること
- 自分名義の口座で、自分名義以外のクレジットカードを使うこと
このようにハイローオーストラリアでは、複数口座の所持やそれに関する行為は規約違反となります。
自動売買も禁止
ハイローオーストラリアでは、自動売買も禁止されています。
なぜならハイローオーストラリアの規約の禁止事項に、自動売買ソフトでの取引が含まれているからです。
“(a) 市場操作、不正取引、架空取引、相場操縦、ブラックボックス取引、スキャルピング、偽装売買、⾃動売買ソフトの取引、注文のマッチング、 ”
HighLow Markets Pty. Ltd.「口座契約条件」(2019/07/01)
裁量トレードと自動売買で口座を分けるために、ハイローオーストラリアで複数の口座を持ちたい方もいると思います。
しかし自動売買を行った場合は、口座が凍結される可能性があります。
ハイローオーストラリアでは自動売買は禁止されているので、自動売買を行う際には口座凍結のリスクを理解した上で、自己責任で行いましょう。
リスクは伴うがハイローオーストラリアで複数口座を持つ3つの方法
ハイローオーストラリアで複数口座を持つ方法は、次の3つです。
- 本人名義で登録情報を変えて作成する
- 家族名義で作成する
- 他人名義で作成・使用する
これらの方法で作成して取引することは、ハイローオーストラリアの規約違反です。
しかし実際には、複数口座を所有している人はいます。
そこで、どのように複数口座を作っているのかを知りたい人向けに、複数口座を作成する方法を紹介します。
ハイローオーストラリアの基本的な口座開設方法は、こちらの記事で説明しているので参考にしてください。
参考記事
→ハイローオーストラリアのはじめ方(口座開設→本人確認→入金の流れを画像付きで解説)
本人名義でIPアドレスや登録情報などを変えて作成する
IPアドレスや登録情報などを変えることで、本人名義の取引口座をハイローオーストラリアで複数作成できます。
なぜなら登録時の情報を変更することで、同一人物が複数の口座を持っていることが判明しにくくなるからです。
本人名義で複数の口座を作成するためには、以下の7点を用意します。
用意するもの
過去にハイローオーストラリアで利用したことのない、
- IPアドレス
- パソコン端末
- メールアドレス
- 顔写真付き証明書(過去に登録したことのない住所が記載してあるもの)
- 郵便物(4と同じ住所が記載してあるもの)
- 銀行口座
- クレジットカード(クレジットカードを使って入金する場合)
用意するものについてについて、以下で解説します。
1. IPアドレス
過去にハイローオーストラリアで使用したことのない、新しいIPアドレスを用意して、そのIPアドレスから口座開設と取引を行います。
理由は、以前利用したことのある IP アドレスを使ってしまうと、規約違反でアカウントが作成できない、もしくは作成してもすぐに口座が凍結されてしまう可能性が高いためです。
スマートフォンを使ってデバイスをインターネットに接続するテザリング機能や、モバイルWi-Fiを使うことで、簡単にIPアドレスを変更できます。
【テザリングやモバイルWi-FiでIPアドレスを変更する方法】
- テザリングやモバイルWi-Fiでインターネットに接続する
- 以下のサイトで、IPアドレスを確認する
参考サイト
→CMAN「あなたが現在インターネットに接続しているグローバルIPアドレス確認」
- スマートフォンやモバイルWi-Fiの電源を切る
- スマートフォンやモバイルWi-Fiの電源を入れる
- テザリングやモバイルWi-Fiでインターネットに接続する
- IPアドレスが最初に確認したIPアドレスから変わっているか確認する
IPアドレスが変わっていたら、口座開設用のIPアドレスの準備は完了です。
2.パソコン端末
過去にハイローオーストラリアの登録や取引で使用したことのない、パソコン端末を用意します。
なぜなら単一デバイスから複数の取引口座にアクセスして取引することは、規約で禁止されているからです。
同じ端末から複数の口座で取引した場合は、口座が凍結される恐れがあります。
そのため可能であれば、これまでにハイローオーストラリアで使用したことがないパソコン端末から口座開設と取引を行います。
ただ、同じIPアドレスを使用したことにより口座が凍結したという事例はあるようですが、同じ端末を使用したことが原因で口座が凍結した事例は、ネット上ではそれほど見かけません。
そのためパソコン端末を変えるのが最善の方法ですが、もし難しい場合はIPアドレスだけでも変更しましょう。
3.メールアドレス
メールアドレスも過去にハイローオーストラリアで使用したことがない、新しいメールアドレスを用意します。
4.顔写真付き証明書
顔写真付き証明書は、自分名義で過去にハイローオーストラリアで使用したことない住所が記載してあるものを用意します。
5.郵便物
郵便物は、4で用意した証明書と同じ住所が記載してあるものを用意します。
6.銀行口座
本人名義の銀行口座で、過去にハイローオーストラリアで使用したことがない自分名義の銀行口座を用意します。
7.クレジットカード
クレジットカードを使って入金する場合、自分名義で過去にハイローオーストラリアで使用したことがないクレジットカードを準備します。
上記の7点を準備して登録時の情報を変更することで、本人名義で複数の取引口座をハイローオーストラリアで作成できます。
家族名義で作成する
ハイローオーストラリアの登録や取引で使用したことのないアクセス環境と、家族名義の登録情報を使うことで、家族名義の口座を作成できます。
なぜなら、自分名義の登録情報と家族名義の登録情報が重複しないことで、ハイローオーストラリア側が、同一人物が複数の取引口座を利用していると判断しにくいためです。
もし、過去にハイローオーストラリアの口座開設で使ったことがある住所で登録しようとすると、同一人物と認識されて口座を開けない可能性があるので注意してください。
そのため家族名義で口座を開設する際には、自分名義で過去にハイローオーストラリアで登録した住所と重複しない住所が記されている証明書や郵便物を用意します。
家族名義の口座開設に必要なものは、以下の7点です。
用意するもの
過去にハイローオーストラリアで利用したことのない、
- IPアドレス
- パソコン端末
- メールアドレス
作成する家族名義の、
- 顔写真付き証明書(過去に登録したことのない住所が記載してあるもの)
- 郵便物(4と同じ住所と作成する家族名義宛のもの)
- 銀行口座
- クレジットカード(クレジットカードを使って入金する場合)
上記7点を使って口座を開設の手続をすることで、ハイローオーストラリアで家族名義の口座を作成できます。
他人名義のアカウントを作成・使用する
ハイローオーストラリアの登録や取引で使用したことのない、アクセス環境と他人名義の登録情報を使うことで、他人名義の口座を開設できます。
なぜならアクセス環境を変更して、他人名義の情報で登録することで、ハイローオーストラリア側が同一人物が複数の取引口座を開設していると判断しにくいためです。
他人名義で口座を作るためには、以下の7点が必要です。
用意するもの
過去にハイローオーストラリアで利用したことのない、
- IPアドレス
- パソコン端末
- 新しいメールアドレス
作成する人物名義の、
- 顔写真付き証明書(過去に登録したことのない住所が記載してあるもの)
- 郵便物(4と同じ住所と作成する名義人宛のもの)
- 銀行口座
- クレジットカード(クレジットカードを使って入金する場合)
もし既に作成されている他人名義の口座で取引をする場合は、過去にハイローオーストラリアで登録・取引したことのないIPアドレスとパソコン端末を用意すれば、凍結リスクを下げて他人名義の口座で取引を行えます。
なぜならIPアドレスとパソコン端末で、同一人物が複数の取引口座で取引しているかどうかを、ハイローオーストラリア側が判断している可能性が高いからです。
このように、ハイローオーストラリアの登録や取引で使ったことのないアクセス環境と、他人名義の登録情報を使えば、他人名義の口座を開設して取引ができます。
他人名義の口座の売買と課税
他人名義の口座で取引を行った際の課税と、口座売買について解説します。
課税対象は名義人ではなく利用者
他人名義の口座を利用した取引で利益が発生した場合、名義人ではなくその口座を利用して収益を上げた人に課税されます。
税法では名義よりも、その収入が実際に誰のものであるかが重視されるからです。
これを「実質所得者課税の原則」といいます。
“第十二条 資産又は事業から生ずる収益の法律上帰属するとみられる者が単なる名義人であつて、その収益を享受せず、その者以外の者がその収益を享受する場合には、その収益は、これを享受する者に帰属するものとして、この法律の規定を適用する。”
総務省 e-Gov「所得税法」(2019/07/02)
たとえば、あなたが他人名義の口座で取引をして利益が発生した場合、課税対象は口座の名義人ではなく、あなたになります。
他人名義の口座で取引をして利益が発生した場合、課税対象は取引した人になるので、確定申告は口座名義ではなく利用者の名義で行いましょう。
口座売買・購入
他人の口座を購入したり自分の口座を売却する場合は、トラブルを防止するため、事前に合意内容を書面で確認しておきましょう。
なぜなら名義貸しや口座貸しは、法律違反やトラブルが起きやすいからです。
たとえば、購入したハイローオーストラリアの口座で過去に不正利用が行われていた場合、あなたもその不正への関与が疑われる可能性があります。
実際にハイローオーストラリアの口座売買が行われているか、ヤフオクやメルカリで調べてみましたが、売買履歴はありませんでした。
参考サイト
→ヤフオク「“ハイローオーストラリア 口座”の過去の落札履歴」
もし他人の口座を利用する場合は、事前に合意内容を書面で確認するなどして、トラブル防止に努めましょう。
口座凍結の場合はハイローオーストラリアのサポートに問合わせる
もしハイローオーストラリアの口座が凍結された場合は、口座凍結の原因と凍結解除のための方法をサポート窓口に問い合わせます。
なぜならこの方法以外に、凍結解除の対処法が無いためです。
複数口座の所持を理由に口座が凍結された場合は、凍結が解除される可能性は低いですが、サポート窓口に問い合わせはしておきましょう。
またアカウントが凍結された場合、基本的に1年間は口座の再作成はできません。
“口座を解約する場合、1年間再開できなくなりますのでご了承いただいた上でご依頼下さい。”
HighLow Markets Pty. Ltd.「よくあるご質問」(2019/07/02)
まとめ:安全に複数口座を持つためには、複数の取引業者で口座を開設する
複数の取引口座を安全に持つ方法とハイローオーストラリアで複数口座を持つ方法、口座凍結時の対応について解説しました。
ハイローオーストラリアで複数の口座を持つと、口座凍結のリスクが高くなります。
安全に複数口座を持つ方法は、いくつかの取引業者で口座開設をすることです。
複数の業者で口座開設する場合も、まずハイローオーストラリアに登録しておくのが良いでしょう。
なぜならハイローオーストラリアには、オススメできる以下の5つのポイントがあるからです。
- 自社の会社情報を公開している
- その国の金融庁に認可されている
- デモトレードができる
- 出金手数料が無料
- ハイローオーストラリアそのものの詐欺報告がない
以下の公式サイトから、ハイローオーストラリアの口座を開設できます。
参考記事
ハイローオーストラリアのメリットなど、オススメの理由を以下の記事で詳しく解説しているので登録前にチェックしてみてください。
参考記事