ボリンジャーバンドはRSIと並んで、相場を分析するツールとして多くのトレーダーによって使用されています。
ハイローオーストラリアで行えるのは、バイナリーオプションという取引の判定時間の為替レートが、エントリーした時の為替レートよりも高いか低いかを予想する非常にシンプルな取引方法です。
為替レートが高いか低いかを予想するだけですので、FXや株取引と比べて非常に簡単な取引となっています。
しかし、ハイローオーストラリアのチャートで表示される情報は、最新の価格と過去の為替相場の推移の2つのみです。
ハイローオーストラリアで収益を上げていくためには、最新の価格と過去の為替相場の推移の情報だけでは足りず、チャート分析が必要になります。
このチャート分析で役に立つのがボリンジャーバンドという分析方法です。
ボリンジャーバンドを使用することで相場を読みやすくなります。
ただし、ボリンジャーバンドを使用するにしても、取引方法に合わせて正しく設定を行わなければ相場を読むことはできません。
では、どのようにボリンジャーバンドを設定すればよいのでしょうか?
今回の記事では、ハイローオーストラリア攻略に必要なボリンジャーバンド設定を解説します。
ボリンジャーバンドとは
ボリンジャーバンドとは、テクニカルチャートの1つで、過去のチャートの推移データを使って、現在の価格変動の幅(ボラティリティ)を教えてくれる分析ツールです。
ボリンジャーバンドは「移動平均線」と「標準偏差」で構成されており、移動平均を表す線とその上下に価格変動の幅を示す線としてチャート上に表示されます。
これらの2つの指標を用いて、現在の相場がどれくらいの値幅で動いているのかを知ることによって、次に売買を狙うべきタイミングを読むことができます。
また、「ボリンジャーバンド」だけではなくRSIも併せて見られるようになると、より相場を見極めやすくなるでしょう。
RSIとはテクニカルチャートの1つで、相場が買われすぎか売られすぎかなのかを判断することができます。
こちらのページでは、RSIやボリンジャーバンド含めハイローオーストラリア攻略に有効なインジケーターについて解説しています。それぞれの使い方を初心者向けに簡単に解説しているので、参照してください。
過去記事:ハイローオーストラリアの順張り・逆張り戦略とインジケーターの見方を解説
MT4にボリンジャーバンドを設定する方法
ボリンジャーバンドを見るためには、「MT4」というツールが必要です。
ハイローオーストラリアのチャートで表示されるのは、最新の価格と過去の為替相場の推移の2つのみであり、相場を読むためのチャート分析機能が足りていません。
MT4はその不足を補ってくれるのです。
まだMT4を導入していないという方は、以下の記事を参照してください。ハイローオーストラリアにMT4が必要な理由を解説しています。
過去記事:ハイローオーストラリアのおすすめMT4業者!時間がズレず、設定が近いのは?
それでは、MT4でボリンジャーバンドを表示できるように設定する方法を解説します。
また、相場分析に必要な「移動平均線」「標準偏差」の設定も併せて解説しますので、ご覧ください。
ボリンジャーバンドの表示設定
MT4でボリンジャーバンドを表示するには、上部メニューから
「挿入」→「インディケータ」→「トレンド」→「Bollinger Bands」
とクリックしてください。
次に、ボリンジャーバンドの設定画面が表示されます。
設定画面内には「期間」があるので、そこに期間と偏差を入力し「OK」を押しましょう。
MT4上にボリンジャーバンドが表示されれば、設定完了です。
移動平均線設定
移動平均線とは一定期間の価格の平均値を折れ線で表したものであり、MT4上に移動平均線を表示することで相場の方向性を見る手掛かりとなります。
移動平均線をMT4上に表示するためには、まずMT4を起動し上部メニューにある「挿入」をクリックしてください。
すると、リスト一覧が表示されるので
「インジケーター」→「トレンド」→「Moving Average」
の順にクリックしましょう。
標準偏差の設定
標準偏差とはデータのばらつきを数値で表したものであり、ボリンジャーバンド上では過去の一定期間中の価格変動が大きいか小さいかということを示します。
標準偏差の設定を行う場合、移動平均線の設定と同様にボリンジャーバンドの設定画面を開いてください。
次に、「偏差」と書かれている部分の数値を調整しましょう。
例えば、±2σを表示させる場合は「2」と入力してください。
取引別おすすめの設定
ハイローオーストラリアで取引する場合、基本的に期間は初期設定の「20」のままで問題ありません。
ただし、取引によっては期間の設定を短くすることをおすすめします。
理由としては、ハイローオーストラリアの取引はすべて短期取引に区分され、長期間の相場を分析する必要がないからです。
しかし、表示する期間が短くなれなるほど小さな値動きは表示されるようになりますが、「ダマシ」が発生しやすくなるので注意してください。
「ダマシ」とは、テクニカル分析で売買サインが出ているのにもかかわらず、相場が逆方向に動いてしまうことをいいます。
では、取引ごとに最適な期間の設定はどれぐらいなのでしょうか?次項で解説します。
ターボ取引
ターボ取引でボリンジャーバンドを使うときの設定期間は 「9」から「10」にしてください。
ターボ取引のような超短期間のトレードでは小さな価格変動を予想してエントリーをする必要があります。
表示する期間を「9」や「10」にすれば、小さな値動きもチャート上に反映されやすくなるのでエントリーチャンスを増やすことが可能です。
ただし、エントリーチャンスが多い分、短期トレードにありがちな「ダマシ」も多く発生するので注意しましょう。
ハイロー取引
ハイロー取引の
- 15分取引・1時間取引では期間を「9」
- 1日取引は初期設定の「20」
にしましょう。
期間設定の理由はターボ取引と同じですが、取引時間が長くなれば長い期間の相場分析が必要になります。
そのため、期間「9」で取引をして勝率が上がらなければ、期間を増やしてください。
【まとめ】ボリンジャーバンドを使ってハイローオーストラリアを攻略しましょう
ハイローオーストラリアで安定して利益を上げていくためには、ボリンジャーバンドを効果的に使うことが必要になります。
ハイローオーストラリア攻略に必要なボリンジャーバンドの設定で押さえたいポイントは以下の2点です。
- ターボ取引とハイロー取引(15分取引・1時間取引)では期間を「9」に設定
- ハイロー取引(1日取引)では期間を「20」に設定
ボリンジャーバンドの設定が終われば、実際にハイローオーストラリアで取引をしてみましょう。
こちらの記事では、ハイローオーストラリアでの基本的な戦略と併せて必要なインジケーターについてまとめています。ボリンジャーバンドやその他必要な分析方法についても説明しているので、参照してください。
過去記事:ハイローオーストラリアの順張り・逆張り戦略とインジケーターの見方を解説
もし実際の取引を始めることに不安を感じているなら、デモ取引をやってみましょう。
ハイローオーストラリアでは、実際の取引と同じ環境でデモ取引を行えます。ボリンジャーバンドを用いて相場分析をした後は、デモで取引の練習してみましょう。
ハイローオーストラリアの詳細については、公式サイトをご確認ください。