ハイローオーストラリアの取引方法の中で、特に難しいと言われているのが「30秒取引」です。
しかし、ペイアウトが高いことや取引時間が短く短期間で繰り返しトレードができることから、30秒取引を攻略したいと思っている方は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ハイローオーストラリアの30秒取引の攻略法を解説していきたいと思います。
この記事では「そもそも30秒取引をやるべきかどうか」についても解説するので、30秒取引に興味がある人はぜひ参考にしてみてください。
ハイローオーストラリアの30秒取引とは?
ハイローオーストラリアの30秒取引は超短期取引である「Turbo」「Turboスプレッド」の中でも、もっとも短い判定時間の取引です。
「Turbo」の場合はペイアウト率1.95倍、「Turboスプレッド」の場合はペイアウト率2.30倍と非常に高いペイアウト率であることが特徴で、短期間で繰り返しトレードができることから非常に人気のある取引手法です。
一方で超短期間の取引のため、値動きの予測が難しく、攻略できないと悩んでいるトレーダーも少なくありません。
まだハイローオーストラリアの短期取引を一度もやったことがないという人はこちらの公式サイトから一度取引画面を見てみてください。
30秒取引のメリット
ハイローオーストラリアの30秒取引のメリットは以下のとおりです。
- ペイアウトが高い
- 取引回数を増やすことができる
ペイアウト率が高い
先ほどもお話ししましたが、30秒取引のもっとも大きなメリットは、ペイアウト率の高さです。
Turbo:ペイアウト率1.95倍
Turboスプレッド:ペイアウト率2.30倍
バイナリーオプションにおいてはペイアウト率が高ければ高いほど、予測が当たった時の利益が大きくなるため、トータルで勝ちやすくなります。
例えば、ペイアウト率1.80倍で掛け金1,000円のトレードを10回やった場合、勝率50%だと−1,000円になりますが、ペイアウト率が2.30倍であれば1,500円の利益が出ます。
このように、同じ勝率だったとしてもペイアウト率が高い方が有利になるので、30秒取引のペイアウト率の高さは大きなメリットでしょう。
取引回数を増やすことができる
バイナリーオプションでは、一定の勝率を見込めるのであれば、取引をすればするほど利益を増やしていくことができます。
判定時間が短い30秒取引であれば、短期間で多くのトレードをすることができるので、取引回数を増やしたいと考えているトレーダーにとっては大きなメリットだと言えるでしょう。
30秒取引のデメリット
ハイローオーストラリアの30秒取引のデメリットは以下の3つが挙げられます。
- 値動きの予測が難しい
- 30秒の時間足が存在しない
- ノイズが発生する
値動きの予測が難しい
そもそも30秒の値動きを予測するのは非常に難しいです。
なぜなら、多くのトレーダーが予測のために利用しているインジケーターの反応が追いつかないからです。
基本的にインジケーターは過去の値動きを平均化し、現在の値動きの状態を分かりやすく示すというものなので、30秒程度の値動きに対してはインジケーターの反応が追いつきません。
そのため、ペイアウト率の高さから30秒取引してみたいと考えるトレーダーは多いですが、結局攻略できず諦めるパターンも少なくないんです。
30秒の時間足が存在しない
また、MT4などでチャート分析をする場合、30秒の時間足がないのも予測をするうえで難しいポイントです。
1分取引や5分取引では、1分足や5分足のチャートの値動きを見て取引をするのが一般的ですが、30秒取引では時間足がないため、どうしても1分足のチャートを見ることになります。
1分足チャートでは、30秒の値動きに対してローソク足の形成が遅れてしまうので、エントリータイミングを測るのは非常に難しいです。
ノイズが発生する
30秒取引と切っても切り離せないのが「ノイズ」です。
ノイズとは、予測できない突発的な値動きのことで、例えば「多額の資金でエントリーをした投資家がいた」程度のことでピクッと一瞬チャートが反応するような現象です。
ノイズはあくまで一瞬の値動きなので、大局的な相場の値動きに影響を与えることはありません。
しかし、30秒取引などの超短期取引の場合、一瞬の値動きであっても予測が難しくなってしまいます。
このようなノイズがあることにより、値動きの予測をしてエントリーしていたとしても、突発的な値動きのせいで負けてしまう可能性があります。
ハイローオーストラリア30秒取引攻略のコツ
ハイローオーストラリアの30秒取引を攻略するの非常に難しいですが、それでも有効だと言われている戦略が存在します。
- ウィリアムズ%Rで順張り
- ノイズを利用した逆張り
- スプレッド取引は避ける
それでは、ひとつずつ解説してきます。
ただし、これらの手法を学んですぐにトレードをするのではなく、一度デモトレードなどで検証してみてくださいね。
デモトレードはこちらから行うことができます。
ウィリアムズ%Rで順張り
ひとつ目は「ウィリアムズ%R(パーセントレンジ)」というインジケーターを利用した順張り手法です。
30秒に一番近い1分足のチャートを利用して、トレンド発生タイミングで「順張り」をしていきます。
MT4におけるウィリアムズ%Rの設定は以下のとおりです。
下限設定:−100
上限設定:0
基本的には、デフォルト設定のままで構いません。
使い方としては、「−20」と「−80」を超えたところで順張りです。
RSIに慣れているとついつい逆張りしそうになりますが、あくまで順張りなので注意してください。
このチャートで見てみると以下のポイントでエントリーをします。
確かに「−20」と「−80」を超えたところで順張りエントリーをしていると勝っていますね。
これに加えて、RSIなども利用することで、買われすぎや売られすぎも同時に見ておくとより高い勝率が望めそうです。
超短期取引である30秒取引ではノイズに邪魔されるのはもちろん、30秒の流れの間に転換点を予想するのが難しいので、逆張りは難しいです。
今回紹介したウィリアムズ%Rだけでなく、30秒取引では順張りを狙っていくのが無難です。
ノイズを利用した逆張り
次に紹介するのはノイズを利用した逆張りです。
個人的にはあまり良い手法だとは思いませんが、よく紹介されている手法なので、解説していきたいと思います。
このノイズを利用した逆張り手法はハイローオーストラリアの取引チャートのみを利用して取引をする手法です。
具体的な取引方法は、ノイズの頂点でノイズと逆方向にエントリーというものになります。
そもそも実際にリアルタイムで値動きをしているときに、ノイズの頂点でエントリーするというのは単純な動体視力の勝負になるので、非常に難しいでしょう。
なので、個人的には結局ミスが増えてしまい損失が増えると思っています。
もしスマホやアプリなどでテクニカル分析ができない場合であれば良いかもしれませんが、基本的にはあまりやらないことをおすすめします。
スプレッド取引は避ける
最後に攻略法ではありませんが、コツとして紹介したいことがあります。
それは、30秒取引をするうえで、スプレッド取引を利用しないということです。
なぜなら、そもそも30秒の間に動く値動きは微々たるものであり、スプレッドがあることにより負けてしまう可能性が高いからです。
確かにTurboスプレッド30秒取引のペイアウト率2.30倍は魅力的ですが、勝てなければペイアウト率が高くても関係ありません。
勝率を上げるため、利益を伸ばすためにもスプレッド取引はやらないほうが良いと言えるでしょう。
30秒取引は推奨できない
ここまで30秒取引について解説してきましたが、個人的な結論としては、30秒取引は推奨できません。
その理由は以下の2つです。
- テクニカル分析が効きにくい
- ドロー判定が発生しやすい
では、ひとつずつ解説していきます。
テクニカル分析が効きにくい
バイナリーオプションはギャンブルではありません。
あくまで、テクニカル分析を用いて、値動きを予測することで勝率を高め、利益を上げていきます。
それにも関わらず、テクニカル分析が効きづらい30秒取引をやるということは、ギャンブルをやっているのと同じようなものです。
もちろん先ほど紹介したウィリアムズ%Rを用いた順張り手法のように、テクニカル分析ができる場合もあります。
しかし、その他の取引時間に比べてテクニカル分析の選択肢が少ないこともあり、あらゆる相場状況に対応することはできないでしょう。
なので、メインは他の取引時間でエントリーをして、チャンスがあれば30秒取引をするというくらいの感覚を持っておくのが大事だと言えます。
ドロー判定が発生しやすい
先ほどスプレッド取引はおすすめできないとお話ししましたが、通常のTurboだったとしても、ドロー判定が起きやすくなるので勝率が下がってしまいます。
ドロー判定とは、エントリーしたレートと同じレートで判定時刻を迎えた時のことで、ハイローオーストラリアではドロー判定の場合負けになるんです。
値動きが少ない30秒取引では、他の取引時間に比べてドロー判定になりやすいので、結果として勝率のダウンに繋がってしまいます。
【まとめ】30秒取引で勝率を維持するのは難しい
今回は、ハイローオーストラリアの30秒取引について解説しました。
最後におさらいをしておきましょう。
・ペイアウトが高い
・取引回数を増やすことができる
30秒取引のデメリット
・値動きの予測が難しい
・30秒の時間足が存在しない
・ノイズが発生する
30秒取引のコツ
・ウィリアムズ%Rで順張り
・ノイズを利用した逆張り
・スプレッド取引は避ける
ハイローオーストラリアの30秒取引は確かにペイアウトも高く、バイナリーオプションをやるトレーダーとしては非常に魅力的です。
しかし、その代わりに勝率を落としてしまっては意味がないので、個人的にはあまり推奨できません。
もちろん、今回解説したウィリアムズ%Rを利用した順張り手法のように使える手法は使っても良いですが、30秒取引ばかりやるというのは絶対にやめてくださいね。
しっかりテクニカル分析ができて、学べば学ぶほど勝率が上げられる取引時間を利用して、バイナリーオプションをやっていきましょう。
テクニカル分析の検証にはデモトレードが便利なので、ぜひこちらから利用してみてください。