ハイローオーストラリアの取引画面では、チャートの種類を切り替えることができます。その中でも、長方形や縦線がたくさん並んだ「ローソク足チャート」の存在を不思議に思ったことはありませんか?
バイナリーオプション取引で勝率を上げたいならローソク足チャートを使いこなせるようにならなけれはなりません。
ローソク足チャートには、他のチャートよりも詳しく相場の状況が反映されるからです。
しかし、ローソク足チャートは移動平均線と違って「何となく読める」ものではありません。読み方を知らないと、ローソク足チャートから相場を読み解くことはできないのです。
この記事では、ローソク足の読み方の基本を解説していきます。覚えておくべきパターン5つも掲載したので、この5つを理解することから始めて勝率を上げていきましょう。
ローソク足とは
早速、ローソク足チャートの見方を解説していきます。
ローソク足には「ヒゲ」「胴体」「色」の3つの特徴があり、これらの組み合わせで相場の動きを読み解くことができます。ローソク足の長方形の部分が「胴体」で、胴体の上下についている直線が「ヒゲ」です。
ローソク足の色は2種類あり、片方が陽線、もう片方が陰線です。ハイローオーストラリアのチャートだと、黄色が陽線で、黒色が陰線です。端的に言えば、陽線は値上がりしたことを、陰線は値下がりしたことを示します。
陽線・陰線には、始値・終値・高値・安値の4つの情報が入っています。それぞれの意味は以下のとおりです。
- 始値
始値は、陽線の胴体の下部分か、陰線の胴体の上部分です。その時間帯の取引が始まったときの価格を指します。
- 終値
終値は、陽線の胴体の上部分か、陰線の胴体の下部分です。その時間帯の取引が終わったときの価格を指します。
- 高値
高値は、陽線・陰線のヒゲの一番上です。その時間帯における取引で最も高くなったときの価格を指します。
- 安値
安値は、陽線・陰線のヒゲの一番下です。その時間帯における取引で最も安くなったときの価格を指します。
ローソク足の意味は、以上のとおりです。次はローソク足からどのように値動きを読み取ったら良いのか解説していきましょう。
ローソク足チャートの見方
バイナリーオプションにおいては、売り勢力と買い勢力どちらが強いかをローソク足によって見分けます。
1本のローソク足は、山あり谷ありの値動きを示しているので、次のような情報を読み取ることができます。
- 陽線のローソク足(山)=買い勢力が強い
- 陰線のローソク足(谷)=売り勢力が強い
トレーダーは、どちらの勢力が強くなるかをローソク足に含まれている情報を見て予想し、売りと買いのどちらなら利益を出せるか判断します。
では、具体的な例を2つ見てみましょう。
下の図のようなローソク足だった場合、次の情報を読み取ることができます。
- 陽線である:その時間帯では価格が上がった
- 安値が始値よりも低く、高値が終値よりも高い:価格の変動が激しかった
これらの情報から、売り・買いが拮抗していたことが分かります。
一方で、下の図のようなローソク足が現れたら、次のような情報を読み取ることができます。
ヒゲが無い陽線:安値=始値、高値=終値なので、この時間帯はずっと上昇傾向
すなわち、売りよりも買いの圧力が大きかったことが分かります。
これらの例を比べると分かるとおり、同じ陽線でもヒゲのつき方の違いから、どのように相場が動いたのか推測することができます。売り・買いの勢力のバランスを読み解くことでトレンドを把握できるので、バイナリーオプション取引で有利になります。
次の項目からは、具体的なローソク足の攻略法に移ります。
ハイローオーストラリアで使いやすい5つのパターンに絞って解説していきます。
ローソク足の攻略法
ローソク足にはいくつか代表的なパターンがあります。「このパターンが出ると、相場が上昇しやすい・下落しやすい」といったことが分かるシグナルなので、ローソク足のパターンを覚えておくとバイナリーオプションの取引がしやすくなります。
今回は、次の5つの基本的なパターンを解説していきましょう。
- 丸坊主
- 大引け坊主
- 寄り付き坊主
- トンカチ
- カラカサ
これらのパターンが出たら取引のチャンスです。早速、パターンの意味を学んでいきましょう。
なお、この後は「順張り」「逆張り」という用語を使ってバイナリーオプションの戦略を説明していきます。
「順張り」とは相場のトレンドがこのまま続くと考える戦略、「逆張り」とは相場のトレンドが現在と逆に動くと考える戦略です。
1. 丸坊主
『丸坊主』とは、ヒゲがついていなく胴体が長い陽線・陰線のことです。陽線なら買い勢力が売りを圧倒するほど強く、陰線なら逆に売り勢力が買いを圧倒するほど強いことを意味します。
ローソク足チャートで丸坊主が出たら、その後もしばらく買い・売りの強いトレンドが続くと考えられます。したがって、
陽線の丸坊主なら「買い」、陰線の丸坊主が出たら「売り」で取引する「順張り」が定石です。
なお、チャートの高値圏で陽線の丸坊主が出たときや、底値圏で陰線の丸坊主が出たときは取引を踏みとどまった方が良いかもしれません。高値圏・底値圏で丸坊主が出たらトレンドが転換することが多く、順張りだと失敗する可能性があるためです。
ヒゲがなく縦に長い丸坊主は、非常に強い売り・買いのトレンドが出ていることを意味します。基本的には、相場の流れに従った順張りのバイナリーオプション取引が良いでしょう。
2. 大引け坊主
『大引け坊主』とは、次の2つのローソク足のことを指します。
- 下ヒゲがついた胴体の長い陽線
- 上ヒゲがついた胴体の長い陰線
大引け坊主も、丸坊主ほどではありませんが売り・買いどちらかの勢力が非常に強いことを意味します。陽線の大引け坊主なら買い勢力が強く、陰線の大引け坊主なら売り勢力が強いです。
丸坊主と同様、大引け坊主がチャートに現れたときも順張りの取引がおすすめです。
陽線の大引け坊主なら買い、陰線の大引け坊主なら売りで取引するのが良いでしょう。
なお、大引け坊主も高値圏や底値圏で出現するとトレンドが転換することが多いです。高値圏での陽線の大引け坊主、底値圏での陰線の大引け坊主が見られたら、順張りの取引を控えた方が良いかもしれません。
3. 寄り付き坊主
『寄り付き坊主』とは、次の2つのローソク足のことを指します。
- 上ヒゲがついた胴体の長い陽線
- 下ヒゲがついた胴体の長い陰線
丸坊主や大引け坊主と同様、売り・買いのうち片方の勢力が強いことを表すシグナルです。大引け坊主ほど強い勢いではないことが多いものの、強いトレンドが出ている証拠です。
寄り付き坊主が出たときも順張りがおすすめです。
陽線の寄り付き坊主なら買い、陰線の寄り付き坊主なら売りで取引すると、勝率が上がりやすいです。
4. トンカチ
『トンカチ』とは、上に長いヒゲをつけた陽線・陰線です。特に胴体が短いものを指します。
トンカチが現れるときの相場は、「始値のあと急上昇して高値をつけたものの、短い時間の間に急下降して始値近くに戻ってきた場合」です。高値をつけて戻ってきたときに現れるシグナルなので、「相場の天井を打った」と解釈されます。
陽線・陰線いずれのトンカチが出た場合でも、その後は下落トレンドになりやすいです。
「トンカチが出たら売りで取引する」と覚えておけば、バイナリーオプションでの勝率が上がるでしょう。
5. カラカサ
『カラカサ』はトンカチを上下ひっくり返したような形で、下に長いヒゲをつけた陽線・陰線です。特に胴体が短いものを指します。
カラカサが現れるときの相場は、「始値のあと急下降して安値をつけたものの、短い時間の間に急反発して始値近くに戻ってきた場合」です。安値をつけて戻ってきたときに現れるシグナルなので、「相場の底を打った」と解釈されます。
陽線・陰線いずれのカラカサが出た場合でも、その後は上昇トレンドになりやすいです。
特に下落局面でカラカサが出ると反発のサインとなり、「買い」のチャンスとなることが多いです。
【まとめ】ローソク足でハイローオーストラリアを攻略
ローソク足チャートやヒゲの見方について解説してきました。チャートを読んで取引すれば勝率は上がってくるので、ローソク足の勉強もしていきましょう。
特にこの記事で紹介した5つのローソク足のパターンは基本中の基本なので、覚えておきましょう。次のとおりおさらいしておきます。
ローソク足のパターン | 相場の状況 | おすすめの取引 |
丸坊主 | 売り・買いの非常に強いトレンド | 順張り |
大引け坊主 | 売り・買いの強いトレンド | 順張り |
寄り付き坊主 | 売り・買いのやや強いトレンド | 順張り |
トンカチ | 下落に転換 | 売り |
カラカサ | 上昇に転換 | 買い |
これら5つのパターンを覚えると、勝率が上がってくるはずなので、取引してみてください。
今すぐハイローオーストラリアの口座を開設して、攻略する方はこちら↓