RSIは、ボリンジャーバンドと並んで相場を分析するツールの代表格として幅広く使われています。
ご存知の通り、ハイローオーストラリアではバイナリーオプションと呼ばれる取引を行います。
取引の判定時間の為替レートが、エントリーした時の為替レートよりも高いか低いかを予想する取引ですね。
為替レートが高いか低いかを予想するだけですので、FXや株取引と比べて非常に簡単な取引です。
しかし、ハイローオーストラリアのチャートで表示される情報は、最新の価格と過去の為替相場の推移の2つのみです。
ハイローオーストラリアで安定して収益を上げていくためには、最新の価格と過去の為替相場の推移の情報だけでは足りず、チャート分析が必要になります。
このチャート分析で役に立つのがRSIというチャート分析方法です。
取引ごとにチャート分析の設定を行えば、相場を読みやすくなります。
では、どのようにRSIを設定すればよいのでしょうか?
今回の記事では、ハイローオーストラリア攻略に必要なRSI設定を解説します。
バイナリーオプション攻略に重要なRSIとは
RSIとは、テクニカルチャートの1つで、相場が買われすぎか売られすぎかなのかを判断することができます。
RSIは「Relative Strength Index」を略した言葉であり、日本語では「相対力指数」といわれる言葉です。
RSIは、過去の一定期間の上げ幅(前日比)の平均を、同じ期間の上げ幅の平均と下げ幅の平均を足した数字で割って、100を掛けることで計算されます。
一定期間の相場の上下の動きの中で、上げ幅が何割占めているかがわかるため、買われすぎか売られすぎなのかを判断することが可能です。
また、最大値が100%であるRSIは、30%を下回ると「売られすぎ」、70%を上回ると「買われすぎ」のサインとなり、70%と30%のラインに当たると進行方向と逆の方向に進む特徴があります。
しかし、RSIで分かるのは相場の上げ幅の「割合」なので、いくら値上がりし、いくら値下がりしたかは判断することができません。
そこで、RSIだけでなく「ボリンジャーバンド」も併せて見られるようになるとより戦略を立てやすくなります。
こちらのページでは、RSIやボリンジャーバンド含めハイローオーストラリア攻略に有効なインジケーターについて解説しています。それぞれの使い方を初心者向けに簡単に解説しているので、参照してください。
過去記事:ハイローオーストラリアの順張り・逆張り戦略とインジケーターの見方を解説
MT4にRSIを設定する方法
RSIを見るためには、「MT4」というツールが必要です。
ハイローオーストラリアのチャートで表示されるのは、最新の価格と過去の為替相場の推移の2つのみであり、相場を読むためのチャート分析機能は不足しています。
その不足を補うために、多くのトレーダーがMT4を使ってインジケーターを確認しているのです。
まだMT4を導入していないという場合は、こちらの記事もご覧ください。
ハイローオーストラリアにMT4が必要な理由と、使うべきMT4業者を解説しています。
過去記事:ハイローオーストラリアのおすすめMT4業者!時間がズレず、設定が近いのは?
それでは、MT4でRSIを見られるように設定する方法を解説していきます。
まずはMT4を起動し、上部メニューにある「挿入」をクリックしてください。
リスト一覧が表示されたら、
「インジケーター」→「オシレーター」→「Relative Strength Index」
の順にクリックしましょう。
するとRSIの設定画面が表示されます。
その中の「パラメーター」タブを選択してください。
設定画面内には「期間」があるので、そこに好きな期間を入力し「OK」を押しましょう。
設定されていれば、RSIがチャートの下に表示されます。
これで設定は完了です。
ハイローオーストラリアの取引別おすすめのパラメーター設定
ハイローオーストラリアで取引する場合、基本的にパラメーター(計算期間)は初期設定の14日のままにしてください。
ただし、取引の種類によってはパラメーター設定を変えたほうが良い場合もあります。
理由としては、適切な期間を設定しておかなければ、いわゆる「ダマシ」に惑わされてしまうからです。
「ダマシ」とは、テクニカル分析で売買サインが出ているのにもかかわらず、相場が逆方向に動いてしまうことをいいます。
例えば、RSIが70%に届いたので相場が下がると安易に見込み、売っても価格が上昇し続けることも発生するのです。
逆に、RSIが30%に届いたので相場が上がると安易に見込み、買っても価格が下降し続けることもあります。
では、取引ごとに最適なパラメーターはどれぐらいなのか?具体的な設定について見ていきましょう。
ハイロー取引
ハイロー取引では、パラメーターを「14」に設定してください。
パラメーターを「30」や「50」にしてしまうとRSIの動きが緩やかになり、相場の動きを把握しずらくなります。
ターボ取引と比べて取引時間が長いハイロー取引では、相場やトレンドを見ながら逐一パラメーターを増やしていき、最適な期間を見つけていくのがベストです。
しかし、この作業には非常に時間と手間がかかります。
パラメーターの初期設定値である「14」は、現在も多くのトレーダーが使用する標準的な期間であるため、それに従う方が無難でしょう。
ターボ取引
ターボ取引では、パラメーターは「9」から始めるのがおすすめです。
ターボ取引では短時間で取引が終了するため、短いパラメーターが適しています。
しかし、パラメーターを「5」のように短くしすぎると、「ダマシ」が増える可能性があります。
そのため、パラメーターは「9」から始め、「ダマシ」の出現数を見ながら徐々にパラメーターを最大「14」まで上げ、適切な期間を見つけてください。
また、15分取引においてRSIは1分足をメインに使用しましょう。
5分足で表示してしまうと細かい動きが見えなくなってしまいます。
1分足ならば細かいRSIの動きが見えるためエントリーをする判断がしやすくなるのです。
【まとめ】さっそくRSIを設定してみましょう!
RSIをうまく使うことで、相場を読みやすくなります。
ハイローオーストラリア攻略に必要なRSI設定で押さえたいポイントは以下の2点です。
・ターボ取引ではパラメーターを「9」から始め「14」まで増やして適切なパラメーターを探す
・ハイロー取引でおススメするパラメーターは「14」
RSIは、相場が一定の範囲内で上下をくり返すレンジ相場ならば、的確に相場の反転をとらえることができます。
しかし、RSIはトレンドが発生し急激に値動きをしている相場では有効性を発揮しないのです。
そのため、RSIを使う際は、ボリンジャーバンド等の分析方法を組み合わせることで、RSIの欠点を補うことができるようになります。
こちらの記事では、ハイローオーストラリアでの基本的な戦略と併せて必要なインジケーターについてまとめています。
ボリンジャーバンドやその他必要な分析方法についても説明しているので、参照してください。
過去記事:ハイローオーストラリアの順張り・逆張り戦略とインジケーターの見方を解説
RSIの性質を理解した後は、実際にハイローオーストラリアで取引をしてみましょう。
ハイローオーストラリアではデモ取引を行えるので、RSIを用いた相場分析を元に、取引を練習することが可能です。
ハイローオーストラリアの詳細については、公式サイトをご確認ください。